Live Show 完結いたしました。
これまでお付き合いいただいたみなさま、ありがとうございました。
少しだけ、ご挨拶と解説を書かせていただきましたので、お時間とご興味のある方は、よろしければごらんください。
Commentary
『Live Show』に長期間お付き合いいただきまして、ありがとうございました。『voyger』企画も、これにて無事終了です。
本当に長期間になってしまって、自分が一番驚いています。
そもそも、これは昨年の12月に強行した、更新強化月間用に用意した短いネタでした。イノがワガママ放題の子供のような人格になって、リーダーをいいだけ困らせる。たったこれだけのネタでした。ところが、尾びれ背びれが付き、剛ちゃんをこんな役回りにしたい、こんなラストを書いてみたい。と、設定が際限なく膨らみ、現実設定でV6で、V6といえばやっぱりライブ?じゃあ『Live Show』で書けばいい感じなのでは?という具合になり、気付けば長編の連載になっていたという。
これ、実は年内で終わるくらいのペースでじっくり書こう。と考えていました。ところが年内では終わらず、じゃあ暦上の冬で2月いっぱい。と考え直せばまだ終わらず、さすがに「ダラダラしすぎじゃないか?」と反省しまして、今期、2007年度中の完結。これがリミット。と自分の中で目標を立て、本日の完結と相成りました。
細かい設定が多く、映画や絵画、歌、言葉など、苦戦させられる局面満載でしたが、それらについて少しだけ書かせていただければと思います。
『コスモレンジャー』のこと。
子供で男の子といえば戦隊ヒーローもの!という安直な発想から、既存のヒーローものを引っ張ってきても良かったのですが、なぜか新しく作ってしまいました。一番苦戦を強いられたのはここです。
実はこれ、とても細かい設定が成されています。人数は王道の5人。気象庁勤務の5人が(国家公務員がヒーローかよ!)、聖闘士星矢よろしく、黄道十二星座の一部をモチーフにしたガーディアンと呼ばれるロボットに乗って敵を倒します。アレですね、本文中で「よし」が言っていた「クラスチェンジ、コスモガーディアン」というセリフでロボットを召還しています。敵はギリシャ神話に登場する悪役たちですが、親玉がゼウス神というひねくれ感たっぷりの組織。まぁ、いろいろと事情は本編について全話を書くならあるのでしょうが、あえてカットです(苦笑)。
戦隊ヒーローものには意外とシビアなエピソードがあって、それが今回の話の中で登場した、コスモレッドが実は敵の仲間だったコスモイエローの両親をやっつけてしまう。というものですね。子供心にトラウマになりそうな話です、よく考えれば。
そして歌!作詞なんてしたことねぇよ!と何度絶叫したことでしょうか。もうとにかく、これは戦隊ヒーローものの歌に出てきそうなフレーズを考えるしかない。と、片っ端から紙に書き出しまして、つなげ合わせました。光り輝く、笑顔、翼などをサビに入れ込むことで、なんとか明るさを強調してみました。でも大した歌にはなっていません。所詮素人だ。と改めてがっかりしましたね。
『最後の晩餐』のこと。
何年ぶりかに、大学で使っていた西洋美術史のテキストを引っ張り出してきました。どこかの誰かが描いた贋作でもよかったのですが、絵画に対して付加価値を付けたいプラス、絵を探すことに苦労してもらおう。と考えまして。活躍した年代がダヴィンチの少しあとで、知名度が中途半端にある画家(←失礼)を選びました。『洗礼者ヨハネの首を持つサロメ』はわたしが個人的に好きな作品です。『最後の晩餐』を贋作のモチーフにしたのは、本文中で「よし」が言っていたことそのままですね。裏切り者のユダ。というフレーズが欲しかったからです。
『マイムマイム』のこと。
雨の中で「よし」がはしゃぐシーンを書きたくて、雨といえば『マイムマイム』だろう。という単純な発想です。末っ子がつっこんでいる通り、雨乞いの歌です。が、子供にはそんな難しい理屈は関係ない。と押し通しました。ヘブライ語のイスラエル民謡ですね。ということまで分かった時点で、迷ったのは末っ子が歌う歌詞です。ヘブライ語か日本語か。ですが末っ子が物知りキャラだったのと、日本語の歌詞があまりにも可愛く異訳されているのとで速攻却下。打ち込みに苦労しつつ、ヘブライ語に納まりました。
『リーダーの料理』
もっと専門的で手の込んだ料理を作らせたかったのですが、休みの日に家で作ってランチに出来る程度の料理。にとどめました。それと、まぁ、ごとうの知識の範囲ですね。イタリアンってあまり知らないんですよ。食べないので。ワインもそうです。めったに飲まないから知っている銘柄も有名どころだけです。本当はきっと、もっと合ったワインがあるのだと思います。プーレのクリーム煮はおいしいですよね。タップナードは苦手です。
『映画』
本文中に出てくる映画は、末っ子がリーダーの家で見ている映画以外は実際にある作品です。末っ子が見ていた映画はまったくの捏造品ですね。信頼が残酷なカタチで壊れる瞬間があって欲しかったのと、そのきっかけが「嘘つき。」であって欲しかった。それに見合う映画が思い当たらなかったため、作りました。クラシックなアメリカ映画のイメージをしています。しっかり者キャラだった末っ子の、脆さを演出するために差し込んだシーンです。
『博と末っ子のドラマ』
ありませんが、二人が共演です。設定は浅くしか決めていません。博が寺の長男。フリーターの合間に仕方なく家業を手伝う、茶髪にピアスにジーパン、大型バイクで乗りつける生臭坊主。末っ子が5回に一回くらいしか成功しないダメな結婚詐欺師。顔はいいがまったくの口下手で、自分からボロを出す体たらくぶり。二人はお互いの素性を隠したシェアメイトで、互いにトラブルを持ち込んではドタバタするというコメディ系です。という程度のことしか考えませんでした。
『ライブ』のこと。
細かく考えましたね、構成とか曲順とか衣装とか。まったく登場しませんでしたが。この部分を書くと、あと1ヶ月はこの連載が続いてしまいます。というほどの大ボリュームになってしまいました。少し触れると、芝居はチャットで進みます。何年か先の未来、人々のコミュニケーション手段のメインがチャットになってしまい、そこで偶然に出会った6人。さまざまな話をしながら、6人が共通の「やりたいこと」を胸のうちに抱いている。それが明らかになるにつれて、その「やりたいこと」に向かって6人が動き出す。という話です。曲は本文で言ったとおり、シングル曲メインです。芝居のオーラスから歌への流れでは『Music for the peple』だな。と思っていました。
『ありがとうのうた』のこと。
何度が本文中に登場するこの歌。打ち合わせの後にトニセンが歌ったポップなものは、坂本九さんの歌のような「ズンチャズンチャ」というリズムを想像しました。しっとりと聞かせそうな歌詞でありながら、少し軽快に、にこやかに歌う。歯切れのいい歌い方をしているかなぁと、本当に坂本九さんそのものイメージです。最後に「ありがとう!」と叫んでしまいそうな感じですかね。
他にもいろいろと、小ネタにこだわりました。ただ、あまりに細かく書くと話がまどろっこしくなり、ストーリーを無意味にかき乱すため、折り合いを付けるのが難しかった点でしょうか。
さて、今回の話で大変な役回りだったのが健ちゃんです。ごとうが書くと、どうしても健ちゃんは薄幸、もしくは無邪気な核弾頭のキャラになります。自由で永遠の17歳な立ち居地にいるために、シリアスにするとシリアスになりすぎてしまいます。ギャップをはっきりと書こうと考えすぎなんでしょうかね。ですが、おかげで今回はトニセンとカミセンの距離が浮き彫りに出来て、とても助けられました。正面を切って意見を言ってくれる、重要なキャラでした。
セリフも登場機会も段違いに少なかったのが剛ちゃん。これは最初から決めていたことでした。静かに大きなことを望んでいる人。という役ですね。「V6が元に戻るところを見たかった。」的なセリフを言わせたくて、押さえて、押さえて、終盤戦に主に登場していただいたわけです。たくさん話さなくても、たくさん願っている人もいる。というのが伝わっていればいいのですが・・・・・
誰かに何かを望むことや、誰かに自分の問題を打ち明けることをイノが躊躇ってしまったせいで、大トラブルが巻き起こりましたが、最後には他愛ない日常を引き戻すことが出来て、日常は意外と幸せだったりする。けれどその日常にいるために、努力もする。という前向きな最後にしました。ハッピーエンドな話を書くこことが非常に苦手ですので、きちんと書けているのかに不安が残りますが、一生懸命にイメージを膨らませて書ける限りを書きました。
ということで、かなりの長丁場になってしまった『Live Show』いかがでしたでしょうか?最後までお付き合いいただいたみなさまには、ご感想、ご意見などお聞かせいただけましたら幸いです。
そして、本当に本当に、こんなにも長い話を読み続けていただいてありがとうございました。読んでくださるみなさまがいてこそ、続けられたものです。大感謝の気持ちを捧げさせていただきたいと思います。
次回の長編の設定も、すでに始めています。もしよろしければ、近いうちに始まるであろう次のお話にもお付き合いいただけたらと思います。
拙いサイトではありますが、今後とも、どうぞお付き合いください。
2008/03/30 ごとうのりこ
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V6非恋愛小説サイト様でしたら、お気軽にリンクしていただいて構いません。むしろしていただけるなんて光栄の極みです。
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