V6井ノ原快彦氏主演の妄想非恋愛小説を取り扱っております。
No.132
2007/12/20 (Thu) 22:42:25
更新強化月間20日目です。
昨日、日にちを間違えていましたね。
さっき、しれっと修正してみました。
大変失礼いたしました。
今日は「とくばん」でしたね。
大階段であたふたする6人にほっこり。
昨日、日にちを間違えていましたね。
さっき、しれっと修正してみました。
大変失礼いたしました。
今日は「とくばん」でしたね。
大階段であたふたする6人にほっこり。
井戸から見上げた空
俺は毎晩夢を見る。井戸の中でテレビを見ている夢だ。V6という5人組のアイドルグループが、テレビの中でいつも歌い、踊り、割れんばかりの歓声と、眩しすぎるほどの照明を、全身で浴びていた。そんな彼らに始めは憧れを抱き、次に嫉妬、そして今では、見るたびに憎悪という感情が心の中を支配する。それはドロドロとした物体となってあたりを埋め尽くし、俺はそのドロドロの中で溺れ、もがき、苦しみ、助けを求める叫びは誰に届くこともなく、人知れず死んでいく。そんな夢を、毎晩見る。
俺は現実の世界では、れっきとしたV6のメンバーだ。5人の仲間と、あたたかいスタッフと、たくさんのファン。みんな、ちゃんと名前を呼んでくれるし、声も届く。井ノ原快彦は、確かに存在している。ただときどき足元が揺らいで、そこからあの井戸の中に落ちてしまいそうな感覚に襲われること以外、何も気に病むことなんてない。
ロケに行った。地平線のとても綺麗な場所に。どこまでも空は続いていて、井戸の中から見上げる、丸く切り取られたものとは違うのだと、改めて思う。夢はしょせん夢で、現実に勝ることはないのだと、油断していたのかもしれない。メンバーと軽いやり取りをしながらカメラの前ではしゃいでいたシーンが、突然途切れた。気付けば、俺は井戸の中でテレビを見ていた。さっきまで自分がいた場所が映し出されて、5人のV6は井ノ原快彦という存在なんてなかったかのように、変わらず笑っている。見上げれば丸い空があって、ふと思う。現実がどちらかなんて証明は、誰にもできやしないのだ。
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妄想家
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