記録文書 ⑨

イノ誕生日突発企画、第９回です。

『蝶』ＰＶ、拝見しました。
あんな風な姿を見せられると、健ちゃんは永遠の１７歳だなぁと思いますね。
薄幸の少年、三宅健まつりが開催されそうな勢いです。

ということで、ＣＤ予約いたしました。

９係、浅輪くんが熱かったですね！
まだまだ青さが残る彼に、とっても好感。
あの調子だと、しばらくは巡査のままでしょうが（苦笑）。

　５月１２日

 

　健くんに頼まれて、一緒に買い物に出かけた。

 

　どうやら剛とケンカしたらしい。お互いに仲直りするタイミングが分からなくて、気まずいまま何日かが経過してしまった様子。というわけで、買い物という名目で、健くんの仲直り大作戦会議に出席させられたわけだ。まぁ、俺は大した発言はしてないけど。健くんが一方的に意見を出して、手直ししたりして、一人で納得して終わったから。本人は「ありがとね。」って嬉しそうに言ってたから、黙って話を聞いてくれる人が欲しかっただけなのかもしれない。仲直り、出来るといいな。

 

　あ、何しに行ったんだ？俺。

 

　あと、５日。

 

 

　５月１３日

 

　シェルター完成。

 

　最終的な調整も確認も終わった。あとは取説だけ。なんとか間に合いそう、よかった。

 

　あと、４日。

 

 

　５月１４日

 

　部屋で本を読んでたら、一升瓶を持った坂本くんのお父さんがやって来た。

 

　何事かと思ったよ。だってお父さんは坂本くんと違って、お酒はたしなむ程度の人だもん。午前中から酒を片手に現れるなんて驚愕。

　でも、理由を聞いて泣きそうになった。明日から商店会の３泊４日の沖縄旅行で留守にするから、早いけど誕生日プレゼントに『森伊蔵』を持ってきてくれたみたい。チョー感動！幻の焼酎だよ。すごい高いんだよ。たかが居候の若造に、いいのかな？なんて思った。けどお父さんは言ったんだ。

「母さんも昌行も、井ノ原くんが来てから毎日楽しそうにしてるよ。だからこれは、感謝の気持ちだ。」

ああ、すごく家族を愛してる人なんだなぁって感じた。俺なんかに感謝してもらうなんて恐れ多いけど、せっかくの気持ちだからありがたく受け取る。一生の記念品だから、シェルターに入れようと思う。本当にいいひとにめぐり会えたことに、俺のほうが感謝だ。

 

　あと、３日。

 

 

　５月１５日

 

　長野くんに電話をした。

　留守電だったから、この間のことについての謝罪と、長野くんの考えていることは間違っていないかもしれないっていう伝言を残しておいた。

 

　俺は長野くんと一緒に仕事ができて、本当によかったと思ってる。あんなにも自分の仕事に対して誠実な人もいないから。だから、残念ながら会社とはそりが合わなかったけど、長野くんと一緒に仕事をした時間は俺にとって誇りだと信じてる。今、胸を張ってできることを俺はやってるよ。長野くんは胸を張って世間に誇れることを、やってるのかな？ううん。きっとやってる。最後まで、まっすぐであり続けるはず。いつも想像してるんだよ。長野くんがふんわりと笑って、幸せそうにしてる姿を。

 

　数え切れない思い出は、重なって大きな意味を成す。俺は長野くんと過ごした時間に重要な意味があるって、誰が何と言おうと大声で断言できる。

 

　あと、２日。