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V6井ノ原快彦氏主演の妄想非恋愛小説を取り扱っております。
No.
2024/05/06 (Mon) 11:24:52

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No.277
2008/10/27 (Mon) 22:44:36

アンラブリンク『ゲーム企画』出展作品をアップです。

えーと・・・・・

まず、V6ライブDVD発売が12月10日に決定!
ですよね?

どこかで見て、ああ、年内なんだ。そうなんだ。と思ったのですが、
ソースが不明。

それから・・・・・

TFPⅡはイノが参戦。
うん、まぁ、お疲れ様でした。

そして、

もうすぐV6はお誕生日です。大切な記念の日です。
が、
記念小説を執筆したいこの時期に、ダウンしております。
気管支炎だとか。
もう間に合わない予感でいっぱいですが、とにかく最悪は

誕生日にスタートする集中連載。

もしくは早まれば

今週中にスタートする集中連載。

を予定しております。

ということで、みなさまも風邪にはお気をつけください。


出演 : 坂本 昌行 ・ 長野 博 ・ 井ノ原 快彦(名前のみ)


















GAME LAWS
 
 
 
 
 
 自由に、あるがまま、己の信じた道を突き進むがいい。その意思を阻むものがあれば、すべてを排除して見せよう。それこそが我が信条。それこそが至福のゲーム。
 
 
 
 ゲームを楽しんで金を稼げるのだ。こんなに愉快な人生はない。
 
 
 結局、どこに行ったのかも分からないまま時間だけは変わらず流れた。今日も今日とてその姿を宛てのないままに探すのは骨の折れることで、日ごと蝕まれる精神の欠片を取りこぼすと、慌てて平静な自我を取り繕うという行為の繰り返し。心底から焦れていた。タイムリミットが迫っている。どこに行けば会えるのか。どうあってもやはり、自らの衝動を止めることは不可能。知ってしまった悦楽の味を求めて、脳がシグナルを発する。ゲームをやりたい。勝って、勝ち続けて現状を守るのだ。自分に叶う相手など、現われやしないから。だから何度だって・・・・・
(ああ、そうか。)
冷静になれ。熱くなった時点で負けは確定だ。
(俺は誰にも負けるわけねぇんだよ。)
急激に冷却を始める思考回路。
(勝ってやる、すべてに。)
携帯電話が振動で着信を伝えた。ゲームは勝ってこそ、価値のあるもの。
「長野、俺は・・・・・」
―坂本くん。ついさっき・・・・・・・
勝てばプロセスなど、関係ない。独りで勝ち続けてみせると、その報告を耳にするまでは頑なに決め込んでいたのだ。
 
 坂本くん、ついさっき、
 坂本くん、ついさっき、井ノ原が・・・
 坂本くん、ついさっき、井ノ原が・・・死んだよ。
 
 敗北の宣告を、突きつけられたという感覚。戦わずして負けた。そんな理不尽な憤りが心の中で黒々とした渦を広げる。最期はどんな様態だったのか、どんな表情をしていたのか、何を言ったのか。長野が井ノ原についてつらつらと語っているが、一言さえも耳には入ってこない。入るわけがない。今、一番気がかりなのは・・・・・
「俺のゲームへのエントリーはどうなる?」
短く、刹那と呼べるほど短く息を呑んだ長野は、それでも口調を乱すことなく事務的に答えた。
「井ノ原と同等、もしくはそれ以上の盾を見つければゲームへのエントリーを受け付けるよ。」
すべての参加者が自らの命を賭けて身を投じるこのゲームに於いて、何故か長野は坂本に対してのみ執拗なまでにパートナーを求めた。その命に変えても坂本を守り抜くことのできる、優秀なパートナーを。そして白羽の矢の立った井ノ原は、前回のゲームで坂本の盾となり、
「聞きたいことがある。」
「何?」
「どうしてお前は、井ノ原に死ぬかもしれないポジションを宛がったんだ?アイツはお前にとって、大切な友人だったんじゃないのか?」
「答えを出して、どうなるの?井ノ原が生き返るなら、答えてあげてもいいよ。」
凛と、突き刺さりそうに尖った声が響いた。
 
 ズルイと責め立てるどんな罵声よりも効果的。知っているからタチが悪い。長野は井ノ原を大切に想っていた。ただ、もっともっと坂本のことを大切に想ってしまった。最も大切なものを守るために大切なものを犠牲にした苦悩は、言葉で言い表して良しとできるほど容易いものではないだろう。天秤が僅かに傾いただけだ。ゆるりと高さを重ねたのが、悲しいかな井ノ原だったというだけ。
 
 
 大切なものを擲つほど立派な志じゃない。楽しく金が稼げると、それだけのこと。
 
 楽しければ、それに越したことはないと思わないか?
 

 
 自由に、あるがまま、己の信じた道を突き進むがいい。その意思を阻むものがあれば、すべてを排除して見せよう。それこそが我が信条。それこそが至福のゲーム。
 
 
 そして新たな盾を。
 
 
 
 
 
 

以下、企画出展時のコメントです。↓ 
 
*******************************
 
 
 
 
 
『Denied existence value』管理人ごとうのりこです。
ありがとうございました。楽しかったです、ゲーム企画。
楽しすぎて、作品が遅れてしまったことについてはお詫びいたします。
書きたいことがありすぎまして、どれを書くのかで悩みました。
それほど楽しい企画でした。
 
RPG好きとしては、そういうものを書きたかったのですが・・・・・
どうあっても好きな実在のゲームと類似してしまうので断念しました。
ということで、こうなったコレもまた微妙ですね。
 
ともあれ、ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、本当に本当にありがとうございます。
主催者様にもありがとうございます。
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HN:
ごとう のりこ
性別:
非公開
職業:
妄想家
自己紹介:
無断転載、引用をすると、呪われます。
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